販売単位のはなし
こんにちは!
東京上野松が谷
食器店 笥(はこ)の山下です。
ブログほぼ放置していたので超久しぶりの更新です
このあとマメに更新できる自信はありませんが
手の空いたときに書いてみようと思います。
さて、
以前かっぱ橋道具街で店舗を運営していたころ、
多くのグラス類は6個単位(小箱の入り数単位)で販売していました。
周辺の同業のお店も同様だったと思います。
昔は飲食店の方が買いに来られるのがほとんどで、
そうしたお客様は販売単位を当たり前に知っておられる感じでした。
いまはいろいろな方が買いに来られるし、
飲食店の方といえども必要数しか買わないというのが当たり前になっています。
販売単位を設けていたのは、
上の写真のように、
一番小さな「箱入り」の入り数がほとんどの場合6個だったからです。
もちろん3個入りの箱や、
1個ずつ箱に入ったものも中にはありましたが、
業務で使用するタイプのグラスのほとんどは6個でした。
それが6の倍数ではない数でのご注文となると、
端数をどうやって梱包するか、
ということになってきます。
包材が余分に必要ということもあるのですが、
箱に入らないもので一番心配なのが破損する危険度が高くなるということでした。
それと、
こうした6入りの小箱がいくつか詰められたカートン(大箱)があるのですが、
カートン単位での仕入れとカートン入り数に満たない数量とでは、
仕入れ単価が異なる場合も結構あったりします。
でも、
だからといってお客様の注文を販売単位に合わさせるのは
大量仕入れ、大量販売の名残をお客様に押し付けて来ただけなのです。
その分値引きしてるから、、
という言い訳を過去してきましたが、
不必要なものは買わない
ということが一般的になったのだろうと思っています。
6個の値段と1個の値段を変えたとしても、
多分余分なものは要らないのだと思います。
自分が買うときのことを考えれば当たり前なんですよね。
食器店笥ではもちろんすべて1個ずつ販売しています。
例外があるとすれば、
店頭においていない取り寄せ商品で、
メーカー側で最低出荷単位があるものです。
今日はそんな食器屋の楽屋裏をお話してみました。
ではまた。